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「祭りの力で、人と町を元気に!」をモットーに、祭りの参加体験を広めたり、担い手のサポートをする「マツリズム」

地方の祭りに飛び込んだ時の感動から、全国の祭りの魅力を発信し体験してもらうとともに、祭りを担う地域コミュニティをサポートする活動をしている一般社団法人「マツリズム」の代表理事 大原学さん(以下、敬称略)に、そのネーミングに込められた想いを聞いてきました!

祭りの楽しさ・本質を広く伝えるとともに、担い手をサポートして継承・発展を支える

特許庁: 法被姿、とても似合ってますね!早速ですが、大原さんが行っている事業について教えていただけますか?
 
大原:「祭りの力で、人と町を元気に!」をモットーに、全国各地で行われている祭りの楽しさ・本質を一般の人に感じてもらうツーリズム事業に加え、特に最近、担い手さんの負担が大きく現場が疲弊しているのを感じていることから、祭りの担い手の方々を応援する事業として、講演・ワークショップ、動画作成、調査等を行っています。
 
特許庁:祭りの一番の魅力ってどのようなものと考えてますか?
 
大原:正直、価値観変わります!中にどっぷり入ってみると、こんなにお祭りって楽しいんだな、と。そして、短時間にもかかわらず、2年目に行ったときに「おかえり」と言って迎えてもらえる、そういう深い関係性ができる。地域の人たちが真剣に本気でつくりあげている”宝物”である祭りの時間を共有することでこそ産まれるものであり、都会の人が第2の故郷をみつけるきっかけとしても祭りはとても良いと思っています。地方にしかない「豊かさ」というのを祭りを通じて都会の人に気づいてもらえるのでは、と思います。

祭りに関して包括的な事業を行っていくことを表す「マツリズム」。呼びやすさやワクワク感も意識。

特許庁:「マツリズム」という名前はどのように産まれたのでしょうか?
 
大原:ツーリズム事業について「マツーリズム」という名前を使っていたのですが、法人化する際に、自分たちの事業の可能性を広げるためにも、ツーリズム事業に特化したものではなく、自分たちの可能性を広げるという意味で包括的な名前にしようということで考えたのが、「マツリズム」。「イズム」、「リズム」、「ツーリズム」のような、いろんな意味を匂わせてくれる言葉というところも気に入ってます。
 
特許庁:ネーミングの際に意識したことはどのようなことですか?
 
大原:語呂が良く、呼んでもらいやすい名前というのは意識しました。また、外国人にも覚えてもらいやすい名前と言うことも大事な要素ですね。あとは、聞いてワクワクする、というのも気に入っている点です!
 
特許庁:素敵です!ネーミングはどのようにされるんですか?
 
大原:思いついたものを紙に書きながら考えたり、ネーミングしたいものに似た事例を参考にしたりしました。例えば、「マツリズム」を考えたときは、現地に生態系があってそこをいじくらないように保全しながら楽しむ必要があるという構造が似ているということで、「エコツーリズム」や「グリーンツーリズム」という名前を参考にさせてもらいました。あとは、厳密な意味よりも言葉が持つイメージが大事と思っていることもあり、友人にメールしてみて感想を聞いてみたりしました。「楽しい感じがする!」の一言もあって「マツリズム」に決めました!

他の企業とのコラボをきっかけに商標登録し、大きな後悔を避ける安心感を。

特許庁:商標登録をすることにしたきっかけはありますか?
 
大原:大きな広告代理店と一緒に仕事する機会があり、そのときに「いまのうちに商標取っておいた方が良い」とアドバイスをもらったのがきっかけです。前職時代に、オフィスに登録証が飾ってあったこともあり、商標の重要性は認識していたのですが、団体が軌道に乗って余裕が出てから取ればいいような意識でいたので、いいきっかけでした。
 
特許庁:手続はご自身でやったのですか?
 
大原:弁理士さんにお願いしました。指定役務をどうすればよいか、という点がやはり難しかったのですが、定款見ながら弁理士さんに話を聞いてもらって決めることができたので、相談してよかったなと思ってます。

特許庁:商標登録した効果みたいなのはなにか感じていますか?
 
大原:大きな後悔をしなくて良くなるという安心感、防災に似てる感じですね。あとは、登録したことで「これで頑張っていくぞ」と自分に発破がかかったのは感じますね。

社会情勢の変化に負けず、伝統をしっかりと次世代に継承していけるように、ネットワーキングや学びの場を。

特許庁:最後に、今後やりたいと思っていることや目指していることがあれば、聞かせてください。
 
大原:今後も、進む方向性は変わらないと思っています。ただ、社会情勢が変わり、それに伴って祭りのあり方も変容していっているので、やり方は変わっていくのかなと思っています。特に、伝統的な祭りと乖離して行かざるを得ない状況も多くあるなかで、これまで大切にしてきた、信仰だとか自然への感謝といった、祭りの意義がそがれてしまっているような感覚もありますので、そういった部分をしっかりと次世代を担う子どもたちに伝えていく活動ができればと考えています。あとは、祭りを守っていくのがますます難しくなっていることもあり、担い手のネットワークづくりや学びの場の創設にも取り組んでいきたいと思います。


一般社団法人マツリズム

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