お客様それぞれの目的や事業に合わせた業務改善を提案する「プラス・ココ」
多様な実務経験を活かして、提案型業務改善のBtoBサービスを提供する株式会社プラス・ココ代表取締役の沖村和美さん(以下、敬称略)に、そのネーミングに込められた想いを聞いてきました!
目的を深掘りして、それぞれの企業に最適な方法を提案する業務改善サービス
特許庁:本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、沖村さんが行っている事業について、教えていただけますか?
沖村:Excel・Access・kintoneなどの親しみやすいツールを使っての業務自動化等、提案型のオフィス業務改善サービスを主軸にしています。依頼いただいた目的に沿うだけでなく、目的を深掘りするところから始めて、最適な改善法をオーダーメイドで構築していきます。個人事業主として創業し、2年後に法人化しました。
特許庁:事業を始めたきっかけは、どのようなものだったのでしょうか?
沖村:マイクロソフト公認トレーナーの知識を活かし、社内のツールをExcelやAccessを使って構築する業務を行っていたのですが、「すごい!」と感動してくれたり、「アクセスの神様!」と言ってもらえたり、笑顔になってくれたりするのがすごく嬉しくて。すぐ傍にいる人たちのその笑顔を、他の企業の皆さんにも届けたいという想いをもって始めました。
プロにお任せしたい、とコンペを実施。「想い」全部入りの名前に!
特許庁:ネーミングはどのように行ったのでしょうか?
沖村:クラウドソーシングのサイトでコンペをかけ、決めていきました。400件近くの提案をいただけたのですが、創業の想いや提供サービスの特徴が、プロの目を通して表現されていくのに、感動しましたし、明るい気持ちで前へ進む追い風となりました!
特許庁:どうしてコンペをかけようと思ったのですか?
沖村:自分自身もアウトソーシングサービスを提供していることもあり、やはり「プロにお任せしたい」という気持ちがありました。社名はやはり大切なので。また、多くのものから自分が気に入ったものを選びたい、と思って、コンペ形式で行うことにしました。
特許庁:一番大切にしたことはなんですか?
沖村:やはり「創業への想い」ですね。スキルを活かして人を笑顔にしたい、日々の業務に魔法をかけたい、というところは大事にして欲しいと思っていました。あとは、今後の事業展開を見据えて、エクセル等に特化したような名前は避けようという考えはありました。
特許庁:最終的に選ばれたのが「プラス・ココ」。どのような想いが込められてるのでしょう?
沖村:「喜び、成長、利益、幸せなど、さまざまなプラスを「個々に(それぞれに)」「ここに(この場所に)」届ける」という想いをこめています。創業の想い、私達が何でお役立ちするのか、未来への軸、名前に全てをこめました!
名前が使えなくなった事例を目の当たりにし、創業後すぐに商標登録。
特許庁:素晴らしいですね!商標登録をすることになったきっかけはありますか?
沖村:創業してすぐ商標登録を行いました!法律事務所で働いていた際に、ある団体が、商標権の侵害の警告状をもらって名称変更せざるを得なくなった事例を目の当たりにしていたので、迷いはなかったですね。知財総合支援窓口でアドバイスをもらいながら、自分で出願しました。
特許庁:権利侵害の場面を身近に見て学んだってことですね?
沖村:そうですね。その団体の場合では、ユニフォームを作り直したりしなければならず、非常に大変な事態でした。その他にも、愛読していたメルマガが、商標権侵害の警告を受け、急にタイトル変更を迫られたりすることもありました。また、逆に、うちの登録商標を買い取りたいという相談も先日きました。登録していなかったら・・・と思うとぞっとしますね。
特許庁:登録してよかったと思ったこと、なにかありますか?
沖村:やっぱり「安心」!ここが一番大きいです。誰かに「使うな」と言いたいというわけではなく、「使えない」という事態にならないように、リスク回避ですね。サービス名も商標登録しているのですが、そこに®のマークを付けられることで、本気度合いを示せるのがいいなと思っています。
「フルーガルイノベーション」を追求するとともに、子供たちに明るい未来を
特許庁:最後に、今後やりたいと思っていることや目指していることがあれば、聞かせてください。
沖村:まずは、信念として掲げている「フルーガルイノベーション(質素・倹約的な改革)」、最小コストで最大限の業務改革を実現すること、を追求していきます。中小・小規模の事業者の課題に寄り添ってExcel、Access、kintoneを使ってDXを進めるだけでなく、オーダーメイド型の営業も一人では限界があるので、オンラインを活用して、パッケージ化商品を全国に広げていきたいと思っています。
そして、会社の安定や成長とともに、いずれは情報リテラシーやパソコン技術の伝達などを通じて、児童養護施設に支援の枠を広げていきたいと考えています。私はPCの技術を持って社会にでた時に、「人に喜ばれて素直に成長できる」というイメージを持つことができました。教育格差等の課題に対する支援を通じて、子供たちが自信を持って未来に向かってほしいと思っています。
株式会社プラス・ココ
<主な登録商標>
登録第6136767号
登録第6192988号