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みんなの「○○したい」を応援する「働く場」、「学び場」そして「交流の場」。みんなで企てるヒミツキチ「コダテル」。

「八幡浜のことを、もっと好きになってもらいたい。」「みんなが、もっとワクワクできるような場所をつくりたい」そんな想いをカタチにし、愛媛県八幡浜市向灘で、コワーキングスペース、学習スペース、宿泊スペース(ゲストハウス)を運営されている「コダテル」さん。代表の濵田さん(以下、敬称略)に、そのネーミングに込められた想いを聞いてきました!

「くわだてる」をキーワードに、3本柱の事業を展開!

特許庁:今日はよろしくお願いいたします!早速ですが、どのような事業をされているのか、教えていただけますか?
 
濵田:コダテルは6年前にスタートさせた事業で、大きく3本の柱があります。コワーキングスペースのような「働く場」、子供向けのプログラミング教室のような「学び場」、そして、セミナー・イベント開催や宿泊施設の提供といった「交流の場」、この3本ですね。キーワードとして「くわだてる」というのを掲げていて、「くわだて」の実現のためのお手伝いをしていくっていうのが、うちのサービスです。
 
特許庁:「くわだてる」って、いい言葉ですね!
 
濵田:僕は子供の頃から何かを企てるのが大好きだったんです。だから、まずは自分のやりたいことを口に出してもらいたいなと思っています。事業でもいいし、個人的な楽しみでも。そんなさまざまな「やりたいこと」をコダテルでは「くわだて」と言っていて、気軽に口に出してもらえるような環境を作っています。その後は、僕たちで必要な人をマッチングしたり、実現するための課題をさまざまな面からサポートしたり、伴走支援ですね。また、他の人のくわだてに加わったり、応援するサポーターになったりすることもできるようにしています。

やりたいことを凝縮したコンセプトワードをきっかけに、「コダテル」の名前が誕生!

特許庁:「コダテル」のネーミングはどのように産まれたんですか?
 
濵田:なかなか「これだ!」と思うネーミングは思いつかなかったです。当初は、地名から取って「MUKAINADAテラス」って名前を考えていて、「テラス」が「(人を)照らす」に繋がるところはすごく気に入っていたのですが、いまいちしっくりこなくて。そんなとき、ホームページの制作をお願いしたデザイン会社の方たちと飲み会をしていたら「濵田さんがこの施設でやりたいことって何ですか?」って聞かれたんですよ。そしたら、「ここから『企てる』人が増えていくっていうのが、理想かな」って言葉が出てきて。「ここから企てる」ってことで、「コダテル」が産まれました。
 
特許庁:お酒の力が効きましたね!
 
濵田:仕事場では出てこないですね、アイデアは。リラックスした環境が大事。あと、良質な問い。誰かと話しながら考える、というのが大事だと思います。
 
特許庁:「くわだてる」というコンセプトは、それ以前からもっていたのでしょうか?
 
濵田:やりたい3つの柱の事業アイデアは既にあったのですが、それを横串的にまとめるコンセプトはなかったんです。 「やりたいことが多すぎてぐちゃぐちゃ」って言われました(笑)。それが、「くわだてる」というコンセプトと「コダテル」という名前が産まれて、いいね!と盛り上がったところから、その観点から少し3本の柱を調整して、事業が綺麗にまとまっていきました。
 
特許庁:「コダテル」という名前に込められてる想い、ほかにもありますか?
 
濵田:空き家を活用しているという意味で「戸建て」の意味や、プログラミング教育をやっているので、CODEの「COD」とか。コーポーレーションの「CO」とか。あとは、当初考えていたネーミングの「テラス(=(人を)照らす)」という意味も、「コダテル」の中に入っています。
 
特許庁:いいですね!ネーミングを中心に、バラバラだったものが全部一つに繋がっていくような。
 
濵田:そうですね。ネーミングの力ってすごいなぁ、って思います!

他人が登録?!ヒヤッとした経験をきっかけに、将来の業務展開も見据え、しっかり商標登録

特許庁:そんな想いの込められた素敵な名前。商標登録しようとしたきっかけは、なにかあったのでしょうか?
 
濵田:父親が農園でジュースを作っているんですが、商標登録も結構していて、「商標はちゃんと登録しておかないといかん」と重要性を教えてくれていたんです。でも、事業立ち上げ直後は忙しくて、できていなくて…。そんなとき、いつものように「コダテル」の言葉でSNSを検索していたら、「商標登録しました!」って投稿をみつけて!焦って出願しました。立ち上げから2年目か3年目でしたね。
調べてみたら、自分が取りたかった分類の一つが既に取られていて・・・やっぱり、事業の最初に取らなければいけなかったな、と思いました。
 
特許庁:出願はどのようにされたんですか?
 
濵田:父親の支援もしてくれていたINPIT((独)工業所有権情報・研修館)の知財総合支援窓口のアドバイザーさんが来てくれて、出願のやり方をアドバイスしてくれました。書類を作って、郵送で出願しました。
 
特許庁:商標登録、やってみてどうでしたか?
 
濵田:結構手続きが往復するんだなあ、とか、特許印紙って収入印紙と違うんだ、とか(笑)。権利取って変わったことでいえば、やっぱり箔が付く。ブランドとしての価値が上がったという印象を持ってくれた人がいるし、すごいねと言われたりする。ブランディングする上で、認知の向上に役立ってくれましたね。
あとは、今後将来的に他の場所に進出する場合を見据え、「コダテル」を展開しやすいように、その地盤はつくっておかなきゃいけない、という意識でネーミングを守っているところはあります。
10年で一区切りがあるっていうのもいいですよね。更新のタイミングで今後もそれを守り続けるかどうか、判断が迫られるので。僕の中で、ひとつの目標地点みたいなものになっている気がします。
 
特許庁:商標登録証は飾ってあったりするんですか?
 
濵田:そうですね!更新を忘れないように飾っておいた方がいいって聞いて(笑)それを見て、「すごいね!」って言ってくれる人もいます。
最近は、事業相談に来てくれた人たちにも商標登録を勧めています。ネーミングとかキャッチコピーを悩む人が多いですが、特許庁はネーミングの宝庫なので、特許庁のデータベースから得られる商標情報をネーミングのヒントにするのもいいかもしれないですね。

「くわだて上手」な人をもっと増やして、世の中をポジティブに!

特許庁:最後に、未来の話を。これからやってみたいこととか、挑戦してみたいことがあれば、聞かせてください。
 
濵田:「コダテル」という場所で「くわだて上手」な人たちを増やしていきたい。仕事でなくても、日常を豊かにする知識というか、自分のスキルを高めていくことで、仕事も生活も豊かになるみたいなことを、より多くの人に届けていきたいです。八幡浜だけでなく県外の人にも関わっていただいて、盛り上げていきたいですね。
 「誰もが心搔き立てる”くわだて”を起こせる社会をつくる」っていうのが自分にとって大事なスローガンになっていて、そこを活動の軸にしています。今はやりたいことが言いづらい世の中だから、自分がやりたいことを言える安全地帯を作って、世の中をアクティブにポジティブに変えていきたい。そういう世界を作るために、これからも頑張っていきたいな、と思っています。

                                   
コダテル

住所:〒 796-0001 愛媛県八幡浜市向灘2187
TEL:0894-21-2629
HP:https://codateru.com/
Facebook:https://www.facebook.com/codateru/
X(旧Twitter):@codateru_kichi
Instagram:@codateru

<主な登録商標>
第6526276号

(指定役務)第41類「技芸・スポーツ又は知識の教授」等、第43類「宿泊施設の提供」

第6577987号

(指定役務)第35類「コワーキング施設における事務用機器の貸与」

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