笑顔で夢中になって作るスパイスカレーで、人を福島を元気にする「笑夢」
福島県を中心に、自慢のスパイスカレーで幅広く事業を展開している「笑夢」。株式会社笑夢の芳賀眞さん(以下、敬称略)に、そのネーミングに込められた想いを聞いてきました!
「カレーコミュニケーション」で食を通じて、人と繋がり地域を創っていく
特許庁:本日はよろしくお願いいたします!どのような事業をされているのか、教えていただけますか?
芳賀:福島県で2店舗、宮城県で1店舗、カレー屋を営業しています。その他、全国に向けて冷凍カレーを販売したり、キッチンカーで東北や関東に出張してカレーを販売したりしています。 「カレーコミュニケーション」をモットーにしており、カレーを通じて繋がった人とのコミュニケーションだったり、カレーを通じて家族ぐるみでの付き合いが広がったりしたらといいなと思っています。おいしいだけでなく、地域との連携を創り出すことを心がけています。
特許庁:どのようなきっかけで始めたのでしょうか?
芳賀:外食でカレーを食べるカルチャーが福島にはなくて、通い詰めていたチェーン店さえ撤退していきました。そんなとき、スパイスに出合い、そのおいしさと魅力にどんどん興味が湧いていきました。月1でスパイスカレーを作るところから始め、福島でもカレーカルチャーが広がっていったらなという想いで、独立しました。冷凍カレーやキッチンカー営業を始めたのは、東日本大震災がきっかけとなります。炊き出しやボランティアをするうちに、多くの方々とコミュニケーションが生まれ、力を合わせればきっと大丈夫だと思い始めました。
”笑顔”で”夢中”になってカレーを作りたい、その想いをダイレクトに表現
特許庁:「笑夢」の名前はどのように産まれていったのでしょうか?
芳賀:名前のイニシャルが「M」だったので、最初間借りしてカレー屋をやっていたときには、「エムカレー」と名乗っていました。お店を始めて進めていく中で、スタッフ一同『笑顔』で『夢中』になってカレーを作れたらいいな、という想いを込め、「笑夢」と漢字で表記することにしたんです。
特許庁:なるほど!そういう想いがこめられてるんですね!実際はどのように考えたんですか?
芳賀:カレー屋は弟と始めたのですが、名前は自分一人で。「スタッフと笑っていたい」「常にカレーに夢中になったり、夢を追いかけたり、カレーで元気な街にしたい」、そんな想いをこめて、「笑夢」という名前にしました。弟には報告程度だったので、内心、違う名前がいいって思っているかも知れません(笑)。
特許庁:名前を変えて良かったことはありましたか?
芳賀:カタカナから漢字に変えた時に、「まことっぽいね」と言われました。いつも夢を追っているから。笑夢カレーって見ただけで元気出ると言ってくれる人もいるので、漢字にして良かったと思います。 あとは、名前をきっかけに取材してもらえることも多かったです、今回のように(笑)。取材してもらえると、自分たちの想いをいろいろな地域の方に届けられるのでいいな、と思っています。
スタッフを守りながら、日本中・世界中に広げていく夢を追うため、しっかり権利化
特許庁:商標登録をすることになったきっかけはありますか?
芳賀:日本中に笑夢カレーを広げていく上で、認知度が上がると同じ名前のカレーが出てくるかもしれない、海外に製品を持って行く上で支障になるのではないか、と知人に言われたのがきっかけ。家族やスタッフが傷つくのは嫌だったので、スタッフを守りたいという想いで取得しました。
特許庁:権利をとってどうでしたか?プラスに思うことはありますか?
芳賀:いまはまだないです。今後、権利をもっと活用していきたいと考えており、是非アドバイスいただきたいです(笑)
笑夢カレーを見つけた人が元気になるように。夢は、本場インド進出!
特許庁:最後に、今後やりたいと思っていることや目指していることがあれば、聞かせてください。
芳賀:インドで笑夢カレーをやりたいです!今のスタッフでインドの厨房に立つことが夢。近いうちに、環境や空気感を感じるために現地インドを視察予定です。あとは、「笑夢」という文字を使いながら、笑夢カレーという名前でいろんな場所でやっていきたい。笑夢カレーを知っている人が見つけたら、「エム頑張っているな」と元気になってくれると思うので!
株式会社笑夢
<主な登録商標>
登録第6423915号